「カジャ」という言葉を初めて聞いたという人も多いのではないでしょうか。カジャはネパール語で、白飯や雑穀入りのそばがきを主食にした食事を意味する「カナ」以外の食事全てをさす言葉です。そのなかには、朝昼晩の食事以外にも、お茶や茶菓子、小腹を満たすための小食もカジャに含まれ、とても広い概念をさす食事を意味しています。
今回、h.b.シェフが作るカジャは、炊いた米を平らに潰して干した「チウラ」を主食にし、7種類の料理を一緒に盛り付けたもので、夜の食事としてゆっくりと楽しむことができるようになってます。
7種類の料理は以下の通り。珍しいネパールの食材やスパイスを使いながら一品ひと品手作りしていきます。
- 仔羊肉のハクチョエラ
ハクは「焼く」、チョエラは「肉のスパイス和え」という意味で、ラムチョップのスパイス焼きです。 - 黒豆のサデコ
サデコは「和える」という意味。乾煎りした黒豆と野菜を和えたサラダです。 - ジャガイモのタルカリ
アルは「ジャガイモ」、タルカリは「おかず」という意味。文字通りジャガイモのおかずです。 - グンドゥルックのタルカリ
青菜を発酵させた乾物である「グンドゥルック」を水で戻したものを使った野菜の軽い煮込みです。 - サーグ(青菜の炒め物)
サーグは「葉っぱ」の意味。青菜とスパイスを使った炒め物です。
- バラ
生地に豆を使った薄いおやきのようなもの。ウラッドダルと呼ばれる豆を使って作ります。 - ミントとパクチーのアチャール
アチャールは「箸休め」の意味。馬告(マーガオ)とレモン汁で作ります。